認知症保険は比較して選ぶ時代へ

2018年9月30日日曜日

気になるCM

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早いもので9月も今日でおしまい。今年もあと3ヶ月となってしまいました。年を重ねるとホントに時間がたつのが早いです(T_T)

認知症保険は比較して選ぶ時代へ

藤子不二雄のSF短編の「光陰」という作品で、登場人物が「年は関係なく時間そのものの進み方が早まっているんだ」なんていう議論をしていますが、まさにそんな気分であります。
その9月は世界アルツハイマー月間。9月21日の世界アルツハイマーデーを起点に認知症の啓発活動が活発になる時期ではありますが、それにあわせてか、認知症保険が生命保険各社から発売されています。

損保ジャパン日本興亜ひまわり生命 リンククロス 笑顔をまもる認知症保険

認知症保険そのものは以前から販売されていますが、今回キーワードとなるのがMCIという耳慣れない言葉。認知症ねっとによると「健常者と認知症の中間にあたる、MCI(Mild Cognitive Impairment:軽度認知障害)という段階」のことで、適切な打ち手をとらなければ、認知症になる確率が非常に高い状態なんだとか(((;゚Д゚)))ガクガクブルブル
同じく認知症ねっとによると、MCIは以下のように定義されています。

MCI5つの定義
1.記憶障害の訴えが本人または家族から認められている
2.日常生活動作は正常
3.全般的な認知機能は正常
4.年齢や教育レベルの影響のみでは説明できない記憶障害が存在する
5.認知症ではない

10月に発売される、損保ジャパン日本興亜ひまわり生命の「リンククロス 笑顔をまもる認知症保険」は、認知症だけでなく、このMCIまでをも一時金で保障する業界初の保険商品です。この商品、単なる保険機能だけでなく、加入者向けのサービスとして、

MCI・認知症の早期発見や認知機能低下を予防するための情報提供・サービス紹介等を行う認知症サポート「SOMPO笑顔倶楽部」、万が一介護が必要となった場合でもお客さまを支援するSOMPOホールディングスグループの介護サービス等を提供することにより、認知症の発症および進行を遅らせるとともに、介護までを一貫してサポート

といった具合に、最近の保険会社が力を入れている付帯サービスでも認知症対応をアピールしています。

厚労省の認知症施策推進総合戦略(新オレンジプラン)によると、認知症高齢者の数は、2012(平成 24)年で 462 万人と推計されており、MCIまで含めた862万人は、65歳以上人口の28%、4人に1人という数字となっています。また、2025(平成 37)年には認知症有病者は約 700 万人、65 歳以上の高齢者の約5人に1人に達することが見込まれています。
身近な人の名前や表現したい言葉が全然出てこない今日この頃。自分もヤバいかも(((;゚Д゚)))ガクガクブルブル



MCIスクリーニング検査とは?料金はいくら?

このMCIですが、最近は簡単な血液検査でリスクを調べることができます。それが、筑波大学発のバイオベンチャーMCBI社が開発した「MCIスクリーニング検査」です。
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MCIスクリーニング検査の流れ
①検査を実施している医療機関を探す
認知症リスクチェックを実施している医療機関をホームページでお探しください。認知症リスクチェックのパンフレットやポスターを置いている医療機関でも受診できます。
②検査は採血のみ
検査は7ccの採血のみです。
③検査結果を受け取る
医師から検査結果を受け取り、予防に向けてのアドバイスを受けましょう。検査結果を受け取るまでに2〜3週間ほどかかります。
④検査を受けたあとは・・・
生活習慣を改善して認知症の予防に取り組みましょう。ご自身の変化に気付くためにも、健康診断と同時に定期的に認知症リスクチェックを受けましょう。
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この検査を定期的に受けていれば、認知症の兆候がないかを早期に発見できるというわけです。検査ができる医療施設はMCBI社のサイトで検索することができますが、大病院ばかりでなく、いわゆるかかりつけ医も増えているようです。
検査にかかる料金は医療施設によって異なるようですが、概ね2万円+消費税というところが多そうです。

認知症保険をいち早く発売している太陽生命の調査によると、認知所の予防や早期発見に対するニーズは高く、このMCIスクリーニング検査はまさに認知症を予防したい高齢者にとっては福音といえるかもしれません。


太陽生命 ひまわり認知症予防保険

そして、このMCIスクリーニング検査をも保険のサービスとして推奨する仕組みを備えているのが、太陽生命の「ひまわり認知症予防保険」です。
これまで同社が販売していた、「ひまわり認知症治療保険」は認知症保険として爆発的なヒット商品となりましたが、これまでの認知症になったときの保障に加えて、上記MCIスクリーニング検査を定期的に受けるための「予防給付金」なるお金を、2年に1回受け取ることができるという、「認知症を保険で予防する」ための仕組みが追加されています。
予防給付金は何に使ってもよいのですが、この文脈では当然検査を定期的に受けるためのお金であり、金額も検査料金が賄える額を設定しています。
詳しい商品説明は同社サイトを見ていただくとして、ここで言いたいのは「認知症を保険で予防できる理由」であります。

先の損保ジャパン日本興和ひまわり生命(長い上に「ひまわり」カブリで紛らわしい)の調査によると、認知症予防のために何も取り組んでいない人が多いだけでなく、そもそも何が予防につながるのかわからんワイ、という方が大勢いらっしゃるとのこと。


さらに認知症になった場合の備えに至っては、何もしていないのが当たり前という状況なわけです。


もちろん若いうちは認知症のことなんか考えませんが、一方で高齢になるとあらゆることに対して真剣に考えるのが面倒になり、難しいことはよくわからん、と先延ばしにする年寄は自分の親を含めて大多数かと。
こうした現状がある中で、認知症に対する備えとして加入した保険がきっかけで、予防のための第一歩となるMCIスクリーニング検査が受けられるというのは、直接保険で予防しているかどうかは関係なく、間違いなく上記のグラフを良い方向にシフトさせることができるわけで、文脈として「認知症を予防できる保険」って言っちゃっていいんじゃないかなーと思います。
「予防保険」は言い過ぎかも、なんて意見もあるやもしれませんが、介護保険制度破綻の危機を前に、認知症発症年齢を少しでも先延ばしにするという国策もあるわけで、税金を使わない民間の企業活動を通してそれが実現できるのであれば、細かいことは言わず、保険に入って予防しなさい、でいいんじゃないかと思います。文脈としてねw。

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