【意外に簡単!】フレッツ・テレビを自分で配線すると14,000円くらい節約できる件

2012年2月12日日曜日

デジタル機器とサービス

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フレッツテレビとは

フレッツテレビエリア内の方に生活防衛の秘策を伝授

地デジがスタートしてもういい加減たつというのに、今更フレッツ・テレビ?という感もありますが、コレを導入したのはもうかれこれ1年くらい前だが単純に書くのが面倒だったということと、これから新生活期を迎え引越しなどで新しい地デジ環境が必要になる方に生活防衛策をお伝えせねばという老婆心から、今書こうなどと思い立ったわけです。

14,000円節約とか断定してますが、タイトルに具体性を持たせたかっただけで、実際はエリアや環境などによって金額は異なりますし、そもそも光エリアかつフレッツテレビエリアでないとサービス自体導入できないので、あくまでこうやったら節約できたよという参考情報ということで。

フレッツテレビとは?節約とは?

フレッツ・テレビとは何なのか?から説明すると大変なので、詳しい内容はNTT東日本西日本のHPをご覧になっていただくとして、どこで節約するのかというところだけフォーカスします。
フレッツ・テレビの初期費用を見ると、接続するテレビが「1台」の場合と「2台以上」の場合で接続工事費が異なります。
この差額が、今回自分が「節約した!」と主張している金額です。

戸建てで家族4人もいればフツーはテレビ1台なんてことはなく、我が家も4台(うち2台はアナログTV)あるわけですが、今回、NTTには「1台」だけ接続する工事をやってもらい、あとは自分で接続工事(といっても配線をつなぐだけだが)をやったということです。

アンテナ線に目をつぶればオトクに

無料でフレッツ光ネクストに切り替えられる裏ワザ

我が家の場合は既にBフレッツを利用していたので、フレッツ・テレビの契約のみ追加ということになるのですが、ここで「裏ワザ」が一つあります。タイトルの主旨とあまり関係のない話なので、面倒な方は読み飛ばしていただいても構いません。

工事費なしでフレッツ光ネクストに変更が可能


NTT東日本の場合、Bフレッツ(100Mbps)からフレッツ光ネクスト(200Mbps)に切り替えるのには、別途工事費が1万円くらいかかるということになってますが、フレッツ・テレビを追加する際は、工事費なしでフレッツ光ネクストに変更が可能!というのが「裏ワザ」っていえるんじゃないかなとか思うのであります。

モバイルではいまだにスピード訴求をやってますが、固定回線だと100Mbpsが一挙に倍の200Mbpsになったにもかかわらず、あまりインパクトがないのは、みなさんもう無線がメイン回線になっているか、それとも100Mbps以上だと違いがよくわからんということなのか。自分の場合、ネクストに変更できたのはちょっと嬉しかったのですが、実際スピードテストで測ってみると、Bフレッツで60Mbbsくらい出ていたのが、変更後のネクストでは45Mbpsくらいに落ちてました・・・。みんなでシェアしてる分、スピード減ってるのか原因はわかりませんが、スピードを気にする方は気をつけたほうがよいかと思われます。

ただしメリットもあります。我が家では韓流視聴マシンとして、AKBとひかりカエサルでおなじみのひかりTVを契約しているのですが、これで地デジが見られるようになります。じゃあフレッツ・テレビいらないんじゃないの?という声もありそうですが、この場合の地デジはSTB(セットトップボックス)経由で見るということなので、テレビの内蔵チューナーで見るにはやはりフレッツ・テレビが必要なわけで、何がメリットかというと外付けHDDにSTB経由で地デジが録画できるというそれだけなんですけどね。まあ、見たい番組が重なっちゃったときとかにいいかなっていうそれだけ・・・。

フレッツ・テレビ工事費節約の根拠は見栄えと手間賃

では、本題ですが、まずNTTに電話して、フレッツ・テレビを「テレビ1台」の工事で申し込みます。
工事は、今まで使っていたONU(光回線終端装置)をフレッツ・テレビ用の新しいONUに取り替えて、それとテレビを同軸ケーブル(アンテナ線ですね)でつなぐというものです。要は、今までは、屋根にあったアンテナや、電線を這っているケーブルテレビの幹線から、アンテナ線を屋内に引き込んでいたわけですが、フレッツ・テレビの場合は、この新しいONUからアンテナ線が生えているわけで、これがフレッツ・テレビの正体であります。

で、このアンテナ線を分配器で地デジとBSに分岐させて、テレビ(厳密にはHDレコーダーですが)につなぐところまでNTTのおじさんがやってくれます。
テレビ1台の場合は、ONUから直接リビングにあるテレビに同軸ケーブルを接続するので、アンテナ線が部屋の中を這うことになります。2台以上の工事の場合は、ONUから生えている同軸ケーブルの接続先は、屋根のアンテナやケーブルテレビ同様に天井裏の分配器となります。この場合、アンテナ線は壁の中を這うことになるので、見栄えがよろしい。つまり節約だといっているのは、実は手間だけではなく、この見栄えとのトレードオフでもあり、工事費の差額は決して暴利ではなく、れっきとした技術料と手間賃なわけです。

  

なんだもういいよ、という方もいらっしゃるかと思いますが、具体的な接続方法に続きます。

アンテナ線と分配器の接続方法

分配器とは?

んで、NTTのおじさんが帰った後に、自分の工事を始めます。
用意するのは分配器(↓こんなやつです)1個と、出力側の同軸ケーブル(アンテナ線)2本。
何を分配しているかというと、ルーター側から来る電波を、①リビングのテレビと②アンテナ線とに分けてくれるのです。

これをONUとテレビを繋いでいるアンテナ線の真ん中にかませます。

テレビ背面はいろんな配線でぐちゃぐちゃです。

フレッツテレビ利用時の分配器の使い方

アンテナ線は、ONU側を分配器の「入力」に、「出力」の一方はテレビ側に接続します。
そして、「出力」のもう一方は、今までテレビにつないでいたアンテナ線の差込口(コンセントの隣にあるテレビ端子)に接続します。
ここに流れる電波は、今までと反対方向になります。で、流れた電波はどこに行くかというと、壁の中を通って「天井裏の分配器」(上記写真の分配器とは別物です)まで逆流していくのです。
これでリビングの工事は完了。あとは「天井裏の分配器」の工事です。

天井裏の分配器の工事は危険

天井裏の分配器の場所

天井裏の分配器がどこにあるかですが、我が家の場合は、家を建てる際に風呂場の上にあるというのを確認しておりました。
聞くところによると、我が家に限らず風呂の上というのがどうも一般的な設置場所のようです。
ユニットバスの天井の蓋をあけると簡単に見つかりました。ただし、相当高い位置にあるので、椅子を重ねる必要があります。
素人作業で気をつけないとイケないのが、こういう高所の作業や電気工事(つーかコレはやってはいけない)であります。
脚立があればよかったのですが、残念ながら我が家ではそれを導入していなかった。ダイニングの椅子の上に風呂の腰掛けを置いて、その上に立って作業をしていたところ、案の定、椅子が崩れて天井から床に滑落、腰を強打しました(泣)。
年寄りだったらマジで死んでたかもしれません。少なくとも骨盤や大腿骨骨折で寝たきりになっていたと思われます。
歳をとったら高所の電球の取替えは、長持ちするLED電球にしようと、心に誓いました。

高所で危険だけど、工事自体は超ラクで自分でできるフレッツ・テレビの工事

で、作業の中身ですが、今まで分配器の「IN」に刺さっていたケーブルテレビのアンテナ線を引っこ抜いて、代わりに今までは「OUT」から出ていたリビングのアンテナ線を抜いて「IN」に接続し直す、というだけのものです。


写真がボケていて見辛いのですが、左下のテープが巻いてあるケーブルがリビングから来ているアンテナ線です。テープに「イマ(居間)」と書いてあります。これを抜いて、その上の「IN」につながっているケーブルと差し替えます。以上で工事完了。

のこりの3台のテレビでも地デジが視聴できるのを確認。ちなみに、フレッツ・テレビではデジアナ変換サービスを2015年3月31日まで行なっているため、アナログテレビでも地デジを見ることができるのです。しかも、これもあまり知られていない事実ですが、BSチューナーを内蔵していないアナログテレビでも、NHKのBSを視聴できるようになります。

DIYか?NTTに頼むか?フレッツ・テレビの工事

なお、さらに知られていない事実ですが、NTT東日本の場合、フレッツ光メンバーズクラブのキャンペーンで、フレッツ・テレビで付与されるポイントが7,000円分も付きます。これは楽天などの提携ポイントに交換可能であるため、実質初期費用は3,000円弱となり、アンテナ設置工事などと比較すると、非常にお安いのではないかと思われ、光回線を必要とする人にとっては有効な地デジ視聴の選択肢であるといえます。

しかしながら、「お金の節約」を取るのか、「見栄えがよく、手間いらずで、怪我の危険もない方」を取るのかについては、いい大人としての選択は自明であると思われます。
以上、今回の報告はこれで終了です。

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