【子供の成長ムービー】DIYでできるミニDVテープのダビング方法 miniDVカメラ・HDビデオカメラ動画の保存方法

2012年7月16日月曜日

デジタル機器とサービス

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なぜミニDVテープのまま保存してはいけないのか?

ミニDVビデオとHDビデオのライブラリ化完了

以前、家宝の子供のビデオをDVD化したい云々といった記事を書いてましたが、試行錯誤を繰り返すこと1年余、やっと50本のミニDVテープ及び、DVDレコーダーに取り込んでパンパンになっていたHDビデオカメラのデータのダビングを完了し、同一視聴環境でのライブラリ化を実現いたしましたので、同様の悩みをお持ちの貴兄のために披露させていただきます。

できるだけ手間をかけないなどの基本方針から、機器の選定、ダビング手法の検討、実際のダビング作業と相当時間をかけて完成させたので、始めのころの記憶が曖昧なのですが、兎に角覚えてる範囲でまとめていきます。

なぜミニDVテープのまま保存してはいけないのか?なぜDVDにダビングではダメなのか?11の課題。

まずは課題。こんな悩みがありました。
  1. ミニDVテープはミニDVのデッキを持っておらず、カメラが壊れたらこのテープの再生手段がなくなってしまう。
  2. たとえカメラが壊れなくても、テープが劣化したら見れなくなってしまうかも。
  3. しかも、テープのままだと、再生のためのセッティングが面倒で、滅多に見る機会はない。
  4. DVDにダビングするのはいいが、DVDのほうがテープより劣化が早いとかいう噂もある。
  5. ブルーレイの環境はなく、90分のミニDVテープはDVD1枚に収まりきらない。
  6. しかも、DVD化したとしても、やはり1枚ずつ皿をセッティングするのは面倒で滅多に見ることがないように思われる。ブルーレイ化したとしても同じ。
  7. ミニDVからDVDレコーダーにダビングして保存する方法もあるが、そもそもDVDレコーダーは、 HDビデオカメラのデータ (SDカード経由でダビングされたもの)のみならずTVの番組録画ですでにパンパンで入れる余地がない。
  8. たとえ、容量に余裕があったとしても、DVDレコーダーが壊れたら見れなくなってしまう。
  9. DVDレコーダーが壊れた場合、ミニDVはテープが残っているからまだ救いがあるが、HDビデオカメラのデータ は既にSDカードのデータは消去しているため復帰ができない。
  10. HDビデオカメラの映像はAVCHD、これをDVDレコーダー(DIGA)経由でDVDに焼くとAVCRECとなるが、これが汎用的なデータ形式で、今後どのレコーダーでも見ることができるのか大いに疑問。
  11. DVD化するとしても劣化や傷対策のバックアップ用に2枚は焼きたい気がするが面倒すぎ


離れて暮らす両親にもビデオが見られる環境を与えたい

加えて、子供が小さい頃はVHSにダビングするなどして、田舎の両親に分け与えたりしていたのですが、今となってはそこまでする余裕もなく、ダビングによる整理を機に、また何らかのカタチで両親にもビデオが見られる環境を与えたいという気持ちがあります。
また、人によっては、ビデオは撮ったその日に家に帰って一度見たらそれでよし、という方もいらっしゃるかとは思いますが、我が家においては、過去の映像も常日頃から手軽に見られるようにしておきたいということもあったりします。
そんなことを踏まえて、必要な要件から考えていきました。

手間とコストをかけない方法は?

手間もコストも最小限におさえたい

まずは、物理的にできるできないはともかくとして、理想的な視聴環境から考えていきました。
とはいえ、専門家の方がいうところの「手間とコストはかかるけどできる」というのは、一般的には「できない」ということなので、作業スタンスとしては、手間もコストも最小限におさえることを基本としました。

ダビング後の理想的な環境から考えてみた

差し当たり考えた理想的な視聴環境というのは以下のようなことです。
  • リビングのテレビで見れる
  • ミニDVとHDビデオカメラのデータ(以下AVCHD)が同一環境で見れる
  • 画質はできるだけキープ(HD画質をSD画質に落とさない)
  • DVDやブルーレイをいちいちセットしなくても見たい時にすぐに見れる
  • 手間をかけずにバックアップがとれる
  • 将来的にデータが増えても問題がない
  • 将来的に視聴環境が変わっても対応可能
さらにここまでできるといいなとおもったのは以下の要件です。
  • ビデオ同様にお宝であるデジカメ写真も、同じ視聴環境に放り込んで、テレビでいつでも見れるしバックアップも取れるようにしたい
  • リビングのテレビ以外のデバイス(リビング以外のテレビやPCや携帯)でも見れるようにしたい
  • ネット経由で田舎の両親もビデオや写真が見れるようにしたい(見る側のリテラシーの問題はあるけれどもあくまで環境として)


手間と時間とコストをかけずにダビング作業をしたい

そして基本的なスタンスとして
  • できるだけ手間と時間を掛けずにダビングする
  • できるだけコストのかからない機材やメディアを起用し、PC等は既にある環境のものを使う
以上の設計思想(大げさ)であれば、先に挙げた課題は概ね解決できるものと思われます。
特に大事なのは、「手間をかけすぎないこと」です。
どんなに優れた視聴環境になるとしても、手間がかかるのであれば、もうやり通せないことは経験上わかっています。

NASとは?ネットワークメディアプレーヤーとは?

保存メディアとプレーヤーの選定

続いて機器の選定です。機器の検討は悩ましくも楽しい作業ではありますが、そのためには視聴環境の設計図が先にできている必要があります。
今回どんな設計図を描いたのか、細かな説明は後回しにして、キモとなるポイントだけ挙げると
  1. ダビング先の保存メディアは「NAS」を使う
  2. テレビで見るための機器は「ネットワークメディアプレーヤー」を使う
ってことになります。

NASとは?ネットワークメディアプレーヤーとは?

「NAS」とは、ネットワークに直接つなぐことができるメディアで、要はLANケーブルをハードディスクに直接差し込んだようなものです。

「ネットワークメディアプレーヤー」とは、ネットワーク上のあらゆる形式の動画や画像をテレビで視聴できるプレーヤーで、要はPCのファイルをテレビで再生するための機器です。

いずれも、LANケーブルでつながっているので、「NAS」にダビングした映像は、「ネットワークメディアプレーヤー」を使ってテレビで見ることができます。

で、それぞれ選んだ機器は・・・

であります。

NAS+ネットワークメディアプレーヤーでDVD・パソコンとも不要の視聴環境が完成

機器の選定理由や特徴は後述するとして、まずはこれらの機器を使って完成した視聴環境を動画でご覧いただきたく・・・。

NASにダビングするメリットは?

バックアップだけならDVDでもOK

一般的には、miniDVを「DVDにダビングしたい」という方が多いと思います。自分も最初はそうでした
しかし、相当な手間をかけてダビングしたとしても、DVDだとminiDV同様にメディアのセッティングが面倒でほとんど見なくなってしまうのではないか?という疑惑から、DVDではなくNASに保存するという選択に至ったワケです。
ゆえに単にバックアップをとりたいということであれば、DVDでもまったく問題ないと思います。

ミニDVからNASにダビングするメリット

NASに保存するメリットとしては、
  • いつでも手軽にテレビで見れる
  • miniDV/AVCHD/デジカメ写真が一元的に管理できる
  • バックアップが楽
  • データが増えても大丈夫
  • いろんな視聴環境で見れる
といったことがあります。
もちろん欠点もありますが、どのみち手間と時間をかけてダビングするのであれば使ってナンボであり、自分にとってはNASがベストなソリューションのような気がします。

過去のビデオをそんなに頻繁に見るのかい?という疑念もあろうかと思いますが、これは見れる環境があれば見るのだと思います。
特にマメにビデオを回していたお父さんお母さんなら特にそうだと思います。子どもが小さい当時の様子を、いつでも家族みんなで見ることができるのは楽しいモンですよ。

と、DVDへのダビングを否定するわけではないのですが、こんな選択肢もありますよということを言いたいがゆえに、前置きばかり長くなって一向に本題に進まないので、そろそろ説明を始めたく、我が家のAV環境と作業で使用した機器から説明します。




こんなレベルのAV&PC環境でも大丈夫

重く大きく頑丈。今も余裕で稼働します。静止画は200万画素ながら味のある画が撮れます。何より気に入っていたのはなんとなくプロっぽいデザイン。一眼レフのようにリングでピントをあわせられるけども使ったことなし。

地デジ化とあわせて導入。HDD付きですが、SDカード使用時と比べて起動が遅いのでSDタイプで十分でした。コンパクトですがずんぐりなデザインはイマイチ。スマホで動画を録るようになってからは活躍の場が激減。

ノートパソコンが壊れデスクトップに回帰。未だに現役の19インチモニタとセットで8万円と当時格安でゲット。メモリとi.LINK(IEEE1394)を増設。レノボなのにIBMなバッジとテニスボール4個幅の小さな躯体がオサレ。
満を持して導入した42型大画面でしたがプラズマで残念なことに。映画見るならプラズマとかいいながらもほとんど見る時間なく、電気代だけがうなぎのぼりに。リビングの席はクビになり後任は32インチLEDアクオスが鎮座。
パナの中でもかなり廉価版の機種ながら、当時は上記のプラズマTVと並んで価格コムの人気ランキング上位に。わずか250GBにテレビ録画と撮影した動画を共存させてやりくりしていたため家族からは滅法不評。
2TBのHDD✕2の4TBの大容量NAS。ミニDVテープ50本分と15年分の写真を保存してもまだまだ余裕。ミラーリング機能でどちらかのHDDが壊れてもデータは保たれるという安心設計。災害時はこれだけ抱えて逃げる予定。
あらゆる動画を再生することができるプレーヤー。現在は教育現場用に販売している模様。β版でYouTube視聴機能が付いていますが、現在は仕様変更で視聴不可。別室のレコーダーが再生できるなど安い割に結構使える。

AV周りはパナソニックが多いです。寄らば大樹。でも良く見ると廉価版の機種ばかり。
必要最低限の機能しかない機器群と、必要最低限のIT知識しか持たない持ち主で出来るレベルのソリューション(大げさ)ということです。
つーことで誰でも出来ると思いますw。

ミニDVテープからNASへのダビング方法

ミニDVカメラの先駆。ビクターGR-DV1

まずはミニDVテープからNASへのダビング方法についてです。

miniDVカメラは2代目のNV-MX1000(Panasonic)です。 初代のカメラはGR-DVX(Victor)。そのコンパクトさで世間をアッと驚かせたGR-DV1の2つ後の機種ということで、結構気に入って使ってましたが、故障が多くて参りました。


次男が生まれるまでの5年間で、5回ほどサービスセンターに持ち込みました。
おそらく小さすぎる故の繊細さが故障を引き起こしているのではと思われ、これがトラウマとなって当時としても重くてでかいNV-MX1000に手が伸びたのですが、このカメラが実に丈夫でした。
何回か地面に落としても問題なく稼動、1回だけ故障したことがありましたが、パナのサービスセンターは保証期間を過ぎても無償で修理してくれました。

接続にはi.LINK(アイリンク)IEEE1394を使用

このNV-MX1000をPCにつないで映像を取り込むのですが、接続にはi.LINK(アイリンク)を使用します。i.LINKというのは端子としてはIEEE1394という規格のものですが、PCにはそんな端子は付いていなかったのでこういう部品↓を買ってきて対応してます。(厳密には、何年も前にPCに取り込もうと思ったときに買ってきて、断念したまま使ってなかったのだケド・・・)

 

この部品の中にIEEE1394ケーブルと編集ソフトもセットで付いてきましたが、編集ソフトは高機能ですが不安定なので使用しませんでした。

<補足です・・・>
ウチのPCは、上記のような端子(IEEE1394ボード)の追加設置が割りと楽に出来る仕様で、ドライバーも使わずに筐体をパカっと開けて部品をハメ込むだけの簡単な作業で済みました。が、この作業が困難な方は、ムリに自分でデータ化しなくても、業者にデータ化を依頼するのもアリだと思います。
最近では、ダビング先もDVDやブルーレイだけなく、PCへのダビングも可能になってる業者もあります。金額はウチの近所の例だと、1本目2500円、2本目以降は1500円とのこと。自分の場合、テープが約50本あるのでトータルで約76,000円、これは家計的に支払い不可能と判断し、自分で作業する方を選びましたが、要はメディアプレーヤーで見れるようなデータ化さえ出来れば良いわけで、時間と手間を金で買うことができる方はむしろスマートな方法ともいえます。

<さらに捕捉です>
あれから数年たちいよいよ需要が増えてきたみたいでダビング費用も相当安くなってきました。
下記くらい↓なら迷わず外注かとおもいます。



PC側は低スペック&XPでも作業は可能

PCはデスクトップですが、当時としてもそれほどスペックの高いものではなく、しかもOSはいまだにXPです。
メモリだけはさすがに1GB追加してますが、それでも1.5GBと今どきのPCと比較すると当たり前以下のパワーです。
これをIEEE1394ケーブルでminiDVカメラにつないで、カメラの電源を入れて、テープを巻き戻します。
ここから先はPC側の編集ソフトを操作するだけで、カメラは連動して動くようになります。

ベストなデータ変換方式は?

WindowsムービーメーカーでミニDVから映像を取り込む

miniDVからの取り込みで使用した編集ソフトは、WindowsXP付属の「Windowsムービーメーカー」です。
コレ以外にもいくつか編集ソフトはあったのですが、編集自体は行わず、単純にテープを取り込んでデータを変換するだけなので、余計な機能は一切不要ということで、軽くて使いやすいムービーメーカーを使いました。

ミニDVからのダビングデータのベストな変換方式は?

miniDVをデータ変換する際に、WEB上で最も議論されているのはその変換方式だと思います。
一般的なニーズとしては画質劣化を抑えたいという声が最も多いようで、これに対する皆さんの意見も、劣化が少ない形式はコレという方もいれば、見た目には変わらないという方もいたりして、そもそもの話が難解な上に何を信じて良いのかわからない状態。
このステップだけで相当悩みました。

ところで、どんなに高画質に保存したところで、見たい機器で再生できなければ意味がありません。
今回起用した再生機器、AVeL Link Player(AV-LS700)で再生できるファイルの種類はコチラ
対応する動画の拡張子は、asf、avi、wmv、mpg、mpeg、mpe、m2p、m2ts、mts、m2t、mp4です。
要は変換するデータがこのファイルのどれかならOKってことなので、この中でminiDVからの変換が可能で画質が良さげなのものを選択すればよいわけです。

このあたりでもうお手上げという貴兄も多かろうと思いますが、ご安心くださいw。激安のダビング業者↓に頼めばDVDだけでなくHDDにも最適な形でダビングしてくれるはずです。




ちなみにminiDVからデータを取り込むときのDV-AVI形式とaviファイルは、名前は同じAVIでもどうも違うもののようです。
これがわからなくてAVeL Link Player(AV-LS700)で再生できないことに散々悩みました。ご注意を。

ベストな変換サイズは?

Windowsムービーメーカーからの出力形式はWMV

話を戻して、miniDVからの取り込み方法です。
Windowsムービーメーカーを使用するということで、出力形式は自動的にWMV(ウィンドウズ・メディア・ビデオ)ということになります。いろいろ調べた中では、これを推奨してる人は少数派だったような気がします。たしかMPEG-2にしとけ、みたいな意見が多かったような…。マイクロソフトの独自規格ということで嫌われてるのか?ただし汎用性はないわけではないし、なくなることもないと思われるので、当初のスタンス
  • できるだけ手間と時間を掛けずにダビングする
  • できるだけコストのかからない機材やメディアを起用し、PC等は既にある環境のものを使う
に従い、WMV形式を採用することにしました。
以下参考まで、WikipediaよりWMV形式の特徴を抜粋します。

  • Microsoft Windowsで標準対応(Windows Media Playerで再生可能)であるため、PCでの再生環境の普及率は高い。
  • WMV9はDVD(MPEG-2)の約半分のビットレートで同等の画質を得られるとしている。また、HDTVにも対応している(WMV HD)。
  • 低ビットレートでも映像の破綻が少なく、ストリーミング(ASFコンテナ格納時のみ)にも対応しているので、インターネットのネット配信に適している。
  • デジタル著作権管理(DRM)対応(ASFコンテナ格納時のみ)によって、著作者の意図しないコピーを防止することができる。
  • エンコードに時間がかかる(DivXなどの約1.5倍〜2倍程度)。エンコードの速度指定でかなり改善できる。

変換方式だけでなく、変換サイズでも悩む

次に悩んだのがサイズです。Windowsムービーメーカーのウィザードに従い進んでいくと、「ビデオ設定」でサイズを選ぶことができるのですが、Pocket PC用、LAN用、ローカル再生用、広帯域用、高画質ビデオ、DV-AVIなどなど、様々なパターンのサイズ指定があります。正直どれを選んでよいのか見当がつきません。ここでまた調べまくると、どうやらWindowsムービーメーカーには、「プロファイルエディタ」なる連携ソフトがあり、これを使って独自のサイズ指定ができるようになる、らしい。

んで、独自のサイズをどう設定するかですが、ここはまた形式と同様に、どんなに高画質に保存したところで、見たい機器で再生できなければ意味がない、という話になります。今回起用した再生機器、AVeL Link Player(AV-LS700)で再生できるサイズ及びビットレートの詳細はコチラ
これにあわせて、ファイルの種類はWMV、表示サイズは640×480ピクセル(miniDVの元のサイズです)、ビットレートは10Mbps、フレームレートは30fpsという設定をこしらえました。名前は適当に「WMV9」とかにしてます。↓

クリックで画像が拡大します。

「プロファイルエディタ」の詳しい設定の仕方などはコチラなどを参考にしてください。

くどいようですが、もうお手上げという貴兄も激安のダビング業者↓に頼めばサイズとか関係なく最適な形でダビングしてくれるはずです。あきらめないでw。

ダビングにかかる時間は?

ミニDVからPCへの取り込み時間と動画変換にかかる時間は?

miniDVテープの映像データPCに取り込むには、再生時間と同じ90分(LPモードの場合)が必要です。
さらに取り込み終了と同時に自動的にWMVへの動画変換が始まりますが、これも我が家のPCの場合、だいたい同じくらいの時間がかかります。

通説では、動画変換作業をしているときは、同じPCで他の作業はやってはイカンということになっているようなので、それを信じてセッティング後は放っておくことになります。
おすすめは夜寝る前にセッティングをして、朝起きた時に動画ファイルが出来上がっているというパターン。
機械が自分にかわって労働してくれているという喜びを感じる瞬間です。
とはいえ作業は土日しかできず、どんなに頑張っても1日4-5本が限界であるため、都合52本のminiDVをすべて取り込むのには結局2ヶ月間のすべての土日を費やすことになりました。。。

時間を惜しむか、金を惜しむか?

<補足です>
当時はダビング費用が高額だったことで自分で作業をしましたが、この費用が安くなった今、ダビング業者↓に頼んで時間を買うか、手間を惜しまずお金を節約するか、検討の余地はあるかと思います。



余計なカットは編集で削除することも可能

ちなみにminiDVで画面の隅に出ていた年月日と時間のタイムコードは、WMVデータ変換後は画面に表示されなくなります。
自分の場合、「できるだけ手間と時間を掛けずにダビングする」というスタンスのため、miniDVテープをマスターとして、データはテープと全く同じもの(90分の映像データ)を作成しましたが、ムービーメーカー上ではカット毎に撮影日時がファイルに記録されるので、日付別やカット別のWMVデータを作成することも可能です。
画面↓の赤枠のところです。必要なファイルを選んで下のタイムラインにおとしていけば日付別のデータが作れます。

クリックで画面が拡大します。

DLNAとは?

動画データをPCからNASに移動

miniDVテープを取り込む際の動画の保存場所は、スピードと安全性を重視してPC内のHDDに落とします。1本につき4GBを超える非常に大きなデータとなりますが、これをNAS(HDL2-S4.0)に移動します。

※記事を書き始めて3年経過する間にHDL2シリーズはすでに生産終了となってしまいました。。。下記は後継品のIO DATA HDL2-A4.0RTです。

いろんな機器で再生できるDLNAって何?

NASは有線LANでネットワークに接続しますが、つなぎ方としてはPCを接続しているルータにLANケーブルで接続するだけです。若干のセットアップ作業があったような気がしますが、マニュアル通りにやれば難しいことはなかったはずです。
PCからは、マイネットワークというフォルダ内に自分が設定したフォルダ名でNASが登録されますので、それをクリックしdlnaというフォルダの中にビデオを置くことにします。
DLNAって?については、ユーザーだからいいだろうということで、アイ・オー・データの説明を拝借しますと以下のとおり。


DLNAに対応したテレビやメディアプレーヤーなどの機器とつなげることで、ハードディスク内のコンテンツを再生することができます。LAN DISKでは、ネットワーク経由でコンテンツの共有を実現します。

DLNAでできることの例
・LAN DISKにためた写真やビデオを「テレビ」で再生する
・LAN DISKにためた写真やビデオを「パソコン」で再生する
・LAN DISKにためた音楽を「オーディオシステム」で聴く
LAN DISKっていうのは、アイ・オー・データのNASのブランド名でHDL2-S4.0のことです。
最近のブルーレイレコーダーなどもDLNAに対応してますが、リビングで録画した番組を、宅内のネットワーク経由で他の部屋のブルーレイレコーダーなどで再生できるというアレです。

動画データを保存してminiDVのダビング完成

ということで、NASが接続できたら、その中にマイビデオというフォルダを作り、そこに取り込んだ動画データを移動します。単なるコピペですが、有線LANでつないでいるとはいえ、4GBのデータを移動するにはかなりの時間を要します。移動できたらminiDVからのダビング作業は完成です。

ちなみに自分の場合は、HDL2-S4.0にミラーリング機能(NAS内に2TB×2台のHDDを実装しており、自動でバックアップするため、どっちかのHDDがオシャカになってもデータは大丈夫な機能)があり、PCのHDD容量が80GBと極小のため、PC内の動画データはNAS移動後に消してしまいましたが、慎重を期すのであればバックアップとしてそのままPC内に保存しておいてもよいかもしれません。
miniDVも一応バックアップデータではあるので、NAS内とテープの2重バックアップが確保できていることになります。ちなみに自分は、災害の際は、NASだけ取り外して持って逃げようと思っています。

(追記)

この7年後にNAS本体がオシャカになってしまいました。HDDの故障は想定していたものの本体の故障は想定外でした。
苦労した挙句、なんとか救出に成功しましたが、↑に自分で書いている通り、バックアップは必須といえます。
このあたりの顛末は、あらためて記事内で紹介しようと思いますが、まずはNASは別途バックアップが必要ということだけ覚えておいていただければと思います。

スマホ動画や写真のNASへの保存方法

デジカメやスマホでとった写真もNASに保存

NASには動画だけでなく、写真や音楽も入れておくことができます。
当たり前といえば当たり前ですが、DVDだと再生が面倒で保存したらそれっきりになってしまう可能性があるのに対して、NASなら家じゅうのdlna対応のテレビやレコーダー、パソコン、スマホなどあらゆる視聴環境で誰でもカンタンに再生できるというメリットがあります。
ゆえに自分で撮った動画や写真だけでなく、テレビの録画やiTunesで買った音楽など、あらゆるデータをぶち込んでおけばとても便利なのです。

ビデオと写真を並列で保存管理

んで、写真もdlnaというフォルダの中に置くことにします。
マイビデオと同じ階層にマイピクチャというフォルダを作ります。
あとはマイピクチャの下層にビデオ同様に年別のフォルダをつくり、さらにその下にイベント別のフォルダを作って写真をぶち込みます。
面倒なので写真には名前を付けてません。
ツリーでいうとこんな感じ↓です。

ツリーにあるitunesっていうフォルダは使ってないのでわかりませんが、おそらく家中のitunesの楽曲をここで共有できるんだと思います。

スマホの写真はWi-FiからNASにコピペ可能

スマホなら、家のLANにWi-Fiで繋いで、そのまま写真をNASに移動すればスマホ本体は常に軽くてすみます。
さらに!面倒なので詳しい説明は省きますがw、最新のNASはアプリで外出先から家のNASにアクセスして動画や写真や音楽が取り出せるなんて機能もあるようです。


詳しくはこの辺りをご参照ください。
ということで、単なるバックアップでなければ、DVDではなくNASを使ったほうが便利だということがおわかりいただけたのではないかと思います。

このシリーズまだ続きがあります。ここまではminiDVテープからのダビング方法でしたが、世代が変わりハイビジョン映像(AVCHD)のビデオカメラ映像を撮りためたDVDレコーダーからNASへのダビング方法についても整理していきます。

お詫び

コチラの記事ですが、ブログのデザインリニューアルに伴い、2012年から2015年に書いた記事をひとつにまとめました。
そして、いまだ完結しておりません。。。
大勢の方にご覧いただいておりますが、大変申し訳ございません!
自分でもやり方を忘れてしまってますが、思い出しながら追記していきます。
記事の更新情報はブログ内のRSSをご利用ください。

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