【万年筆とインクジェットプリンターを両立⁉】自作リフィルを万年筆専用紙トモエリバーで印刷してみた。

2020年12月30日水曜日

フランクリン・プランナー

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今年もほとんど投稿ができなかったこのブログですが、この年末になり珍しく連投。今回は手帳商戦もとっくに終わっている今頃にやっと投稿した自作リフィルの記事の続編ですが、折角リフィルを使っていただいてる方が印刷し終わった後に、「この用紙がおススメ」とか言い出すのも非常に不誠実な気がして、せめてタイムラグを減らせるよう慌てて投稿してます(^^;)

筆記性に配慮した裏写りが少ないルーズシート「トモエリバーFP」

一昨年、万年筆が使いやすいリフィルを作りたいということで採用した「神戸派計画 GRAPHILO(グラフィーロ) paper」でしたが、万年筆の書き心地は上々な一方で、インクジェットプリンターとの相性が良くないことが判明したのは記事のとおり。非常に高価な紙であったので一年間は使用しましたが、昨年末はあらたに印刷と書き心地両方を満たす用紙を模索。そして、探し当てたのが巴川製紙所とSAKAEテクニカルペーパー共同企画の「トモエリバーFP」であります。元フランクリン信者としては「FP」に反応してしまいますが、そういうことではないですw。

巴川製紙所の商品説明によると
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[特長 1]書き込みしやすい
  • 他に筆記用紙に比べて、インクのにじみ・かすれが少なく、裏写りしない
  • 万年筆はもちろん、ボールペンやインクペン、シャープペン、鉛筆などでもなめらかな書き心地と発色を実現
[特長 2]個人ユーザーに最適なロットやサイズをご用意
  • ルーズシートタイプは、用紙が1枚ずつバラになっているので、メモ帳やノートなど、セルフで加工が可能
  • 上製本やノートに加工したもの、さまざまなサイズのシリーズを展開
  • 通常のタイプ「N」の他、目に優しい「マット」タイプを用意
  • ホワイトとクリームの2色を展開
  • 大型文具店やネットショップでのご購入可能
[特長 3]手帳用紙の最高峰の技術を結集
  • トモエリバー純正品の証であるロゴマークを印刷
  • 「made in Japan」の製品として海外でも多数愛用
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とのことで、これだけだとインクジェットに向いているのか手掛かりがないのですが、レビュー投稿や「超軽量印刷用紙」というトモエリバーの肩書から、グラフィーロよりは適性があるのでは?と推測。また、グラフィーロ(A4)は50枚入りで消費税8%当時の税込み価格が1080円と非常に高価であったのに対して、トモエリバーFP(B5)は100枚で税込み660円。1枚当たりの単価は約1/3であることからブランク用紙としてもトモエリバーの方がお得ということで、ホワイトとクリームを1セットずつ買ってみることに。

 

トモエリバーFPに自作リフィルを印刷してみた

文房具マニアの心をくすぐりそうなレトロなロゴ。特にクリームのほうは雰囲気があります。実際に手に取ると非常に薄く、同じ万年筆専用紙であってもコシのあるグラフィーロとは全然違います。薄くても万年筆の裏写りが少ないのがトモエリバーの特長ではありますが、果たしてインクジェットはどうなのか?

写真はクリームです。薄いのでズレないようにクランプで固定してカット

まずは、FPサイズのブランクページを作成します。コンパクトサイズの大きさだとB5用紙からは2枚分が確保できます。A4でも変わりません。
一昨年まではFPリフィルと同様の角丸の抜型を使ってましたが、薄すぎてキレイにカットできない感じがするので普通にカッターで断裁します。

25年前の6穴パンチ。今年は退役させ大きなパンチを購入

そしていよいよ印刷。用紙設定をいろいろ変えながら最適なインクのノリを調整します。

設定によっては紙面に汚れが見られるもののグラフィーロよりは乾きが早く滲まない

この薄さなのでインクを盛る用紙設定だと結構な裏写りはあります

とはいえ両面印刷してしまえばそれほど気になりません

あれこれ試しているうちに鮮明に印刷できる用紙設定を発見。どうやらこれなら問題なく使用できそうです。

トモエリバーFPは万年筆用の自作リフィル印刷に最適

で、結論としては、トモエリバーはインクジェットプリンターの印刷に耐えられる万年筆用紙である、と言っちゃっていいんじゃないかなーと思います。
リフィル用紙としては、1年分52枚をまとめてバインダーに収容できる薄さもメリット大。コスパも悪くないのでメモ用のブランクページも惜しみなく使えます。
もちろん万年筆の書き心地は言うまでもなく、グラフィーロよりも乾きが早いので、自分としてはトモエリバーの方が好みといえます。

今週のページです。年の後半のほうが印刷が馴染んでキレイになってます。スケジュールの裏はタスクが書き込まれてますが裏写りはありません。

ということで、1年前に採用したトモエリバーは万年筆用の自作リフィル印刷に最適な用紙として今年も継続採用。昨年買ったホワイトがまるまる残っているので、今年はホワイトで印刷してみます。
以上、おススメの用紙の話でした。いちいち報告が遅くてすみませんm(__)m

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