【実は難題⁉】万年筆に最適な用紙グラフィーロで万年筆専用リフィルを作ってみた

2019年3月23日土曜日

フランクリン・プランナー

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伊東屋ROMEOボールペン時代~サファリ万年筆時代

オリジナルリフィルを今年は特別な紙に出力してみたっていう回です。

筆者は、2016年から自作のリフィルを使っていますが、リフィル用の紙も、ごくフツーのコピー用紙から自分で加工して作っています。

➡ FPオリジナルリフィルが高いので用紙から作ってみた。

一方で筆記具は、指の筋肉が退化し、筆圧も落ちていたことから、お気に入りの伊東屋のROMEOボールペン↓から、
アタマの部分をくるくる回すと芯がでてきます。経年で真鍮部分のメッキがはがれてきて、ちょっと恥ずかしい感じに。

  レミーの初心者用の万年筆サファリ↓に替えたのが4~5年前のこと。
商品説明によると、幼児教育用に開発されたシリーズだそうです(-_-;)

当時、万年筆を使うのが初めてであったこともあって選んだサファリだったわけですが、3年ほど前にシステム手帳を自作した際の要件定義として、
  • サファリ万年筆が入るペンホルダーが欲しい。
  • しかしサファリは安いだけあって、モンブランやペリカンと比べると(当たり前だけど)プラスチッキーでハズいのであまり見せたくない。
という見栄っ張りな自分のニーズがあり、幼児用でちょっと太いこのサファリが入るようにペンホルダーを拵えたわけです。

➡ 栃木レザーでFP用コンパクトサイズバインダーを作ってみた。

当時の説明によると「クリップ部分だけでなく全体が隠れることでプラスチッキーなサファリもオサレに収納できてます。」とのこと。

ペリカン クラシックM205 [マーブルブルー] Pelikan Classic M205

そして、幼児用の万年筆にも慣れw、字は相変わらずヘタクソなれど、いつかはモンブランやペリカンにと憧れていたのですが、昨年末、とうとうその時がやってきたわけです。
ペリカン様でーす。カワユス(*^^*)
ペリカンといえばスーベレーンが有名ですが、字がヘタすぎな自分には分不相応。
クラシカル且つ若々しいブルーのマーブルが大層気に入ってヨロこんで使い始めたのですが。。。ん?何かオカしい。幼児用の万年筆に慣れ過ぎたせいか字がうまく書けない。いや。字は相変わらずヘタなんだけど、うまく書けないんです。僕おかしなこと言ってます?(これ早くも流行語大賞候補ですね)
なんというか、ペン先が紙につまづいてる感じ。
調べると、使用期間が浅い万年筆はペン先が紙に引っかかることがあるとのこと。
また、逆に引っかかりの少ない万年筆用の紙も存在するとのことで、これは目鱗。と、いうことで、今年のリフィルはペリカン様に失礼のないよう、専用紙で作るにしくはない、と思い立ったわけです。

万年筆ぬらぬら派 神戸派計画 GRAPHILO(グラフィーロ) paper

「万年筆 専用紙」とかで調べると、いろいろ情報が得られるのですが、プリンターでリフィルを印刷する必要があるので、ノートや便箋だけでなく、A4用紙があり評価も高かった「神戸派計画 GRAPHILO(グラフィーロ) paper A4」をamazonで仕入れることに。
 


50枚入りで、税込み1080円!(*_*)
1枚20円と、コピー用紙の20倍の値段です。。。

神戸派計画の商品説明によると、

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■ぬらぬらとした豊潤なインクフロー
紙の風合いを残しながらも、かすれや引っ掛かりのない滑らかな書き心地です。この感覚を「ぬらぬら」という言葉で表現しています。

■輪郭がシャープな描線
薄く塗布しても表面をしっかりと覆うことのできる填料を使用したことで、にじみや文字太りを発生しにくくすることに成功しました。

■インクの発色の良さ
均一なコート層によってインクが美しく発色し、濃淡の表現も豊かです。

■裏抜けの軽減
填料の配合を調整し、太字のペン先を使ったり、重ね書きをしてもインクが裏抜けしにくくなっています。

■表裏差の軽減
紙にはかならず表裏の差が出ます。その差によっては同じものでも書き味が大きく異なる紙もありますが、〈GRAPHILO〉は表裏の差を抑えることにも気を配りました。
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自分としては、引っ掛かりさえなければよいのですが、裏抜けや表裏差が少ないというのはリフィルとしてもありがたい機能ではあります。
で、プライムだけにすぐに届きました。

ちょっと黄色がかっており、コシのある紙質であります。

スマホの動きはヌルヌルと表現しますが、こっちはぬらぬらです。

彼方立てれば此方が立たぬ。リフィルに最適な紙とは?

 早速、100均のクリップボードを使ったリフィル用紙抜き型を使って、用紙をくり抜きます。1枚20円なので失敗は許されません(; ・`д・´)

A4用紙一枚から2枚取れます。1週間10円と思えば安いもんです。
続いて6穴パンチで穴を開けます。

失敗は許されないと言ってるそばから、穴をあける方向を間違えました(T_T)左が正解です。
そして、プリンターでオリジナルリフィルを印刷して完成なのですが、紙を自分で切っていることもあり、用紙を2枚一緒に吸い込んだりで失敗も多く、この工程は地味に難関なのであります。
また、初めて使う用紙なので、プリンターの用紙設定は調整が必要と思われます。
で、実際試してみると、紙にコシがあるせいか、用紙送りは問題ありませんでしたが、インクのノリについてはかなり問題があり、↓のようなにじみが発生する事態に。。。

用紙設定は思いのほか難航。最初は右のように印刷がつぶれてしまいました(T_T)
なんとか調整して↑左くらいの再現性を確保しましたが、プリンターで使用することを前提としたコピー用紙と比べると↓、にじみは大きく、パキっとした画にはなりません。インクジェットプリンターとの相性は決して良好とはいえないようです。

左が昨年使っていたコピー用紙で、右がグラフィーロです。
あらためて神戸派計画の説明を見ると、以下のような注意書きも。

※〈GRAPHILO〉はぬらぬらとした書き味を持たせるため、インクの浸透がやや遅い傾向があります。
また、ご使用いただくペンやインクの相性によっては上記の特徴を感じにくい場合がございます。
お手持ちの筆記具との相性を試しながらご使用ください。

うーん(-_-;)。彼方立てれば此方が立たぬ。
結論めいたことを言うと、すべてにおいて都合のよい紙は、存在しないのかもしれません。。。
とはいえ、全く使用できないわけでもなく、多少にじんでいようが、万年筆が馴染むまでは書きやすい方がよいのでこのまま使うことにします。高かったし(^^;)。

例年は、3ヶ月くらいおきにまとめて印刷するのですが、今回は調整した印刷設定を忘れてしまいそうなので、1年分まとめて印刷を完了させてしまいました。

1年分をならべてインクを乾かしてます。背景はニトリで買ったラグ。安い割にはお値段以上。
経年で飴色に変化してきたシステム手帳にセットした図です。
ペリカンは隠す必要ありませんが、ペンホルダーを作り直すのも面倒なのでこのまま使ってますw。

新旧万年筆と一緒に記念写真です。サファリはおつかれさまでした。
ちなみに、リフィルの上にチラッと見えてるブックマークは↓ですw。

あ、肝心のグラフィーロの使い心地ですが、これは言うまでもなく、ぬらぬらで快適そのもの。気になっていた引っ掛かりも解消されました。
ペン先が研磨された来年は、印刷と書き心地両方を満たす、中庸の用紙を模索してみます!

FPを満足に使いこなせないことに気づき、高い純正リフィルをやめて自分でエクセルでテンプレートを作ってみたっていう話↓です。当ブログの中でも結構人気のある記事です。


フランクリンプランナーのリフィル代が高いので、コピー用紙からブランクページを簡単に作る方法を考えてみたっていう話↓です。


これまで使っていたFP純正のバインダーが古くなったので、オリジナルデザインのバインダーをレザークラフトで自作してみたっていう話↓です。

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