実家で年金生活をする親の家計のキャッシュフロー表(資金繰り表)の作り方

2016年5月5日木曜日

DIYライフハック

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離れて暮らす親の諸問題をGW中に解決したい

5月。人によっては大型連休。
有休を消化するどころか、休日出勤の代休もろくに取れずに、ここ数年有休をとってないというどうでもいいことを自慢のタネにしてましたが、今年は人並みに谷間も休んで10連休取得に。
とはいえ、連休直前までホントに休めるかどうかがわからない→前もって連休の計画をしていない、というゆとり世代にはおそらく意味不明な思考回路のため、案の定休んだはいいがさしてやることもなくヒマを持て余す状況。
ということで、離れて暮らす親の諸問題を解決すべく、実家に帰省することにしました。

下流老人にならないために

親の諸問題といっても、長年引きずった祖父母からの相続問題が一段落して以降は、PC問題とか携帯問題とかその程度のくだらない話が多いのですが、今回は、年金・生活費という世の中的にも問題となっている下流老人につながる議題が顕在。
当人(親)たちが騒ぐだけでなく、当人たちからの中途半端な報告を受けた子供ら含めてガタガタ言ってるので、暇なんではあるが「忙しい合間をぬってここは私が」的に出張っていくわけです。

んで、親から話を聞くと、今今の生活費の使いっぷりが高い(父)のか、んなことない(母)のかで揉めてるご様子。
ではいくらつかっているのかね?と聞くと、通帳の残額しか見ていないため月々何にいくら使っているか詳細はあいまい。
さらに聞くと、それぞれの預金額もキチンと把握しておらず、なけなしの資産がいくらなのかもまともに把握できていない。
つまり将来にわたって自分らはいくら使っていいのか基準がない中で、お互い文句をいってるという年寄りにありがちな状況でありました。

キャッシュフロー表とは

そこで、活用したいのが家計のキャッシュフロー表。要は資金繰り表です。
いずれ記事にしようと思いながらも書くのが面倒で先延ばしになっている、生命保険の見直しをした際に使用したワザです。
わが家のときは、今考えると一番入ってはいけないタイプの定期保険の満期を迎え、そもそも生命保険に加入する必要があるのか、万が一の時の必要額はいくらかを検討するのに利用し、手取り年収、会社の福利厚生、公的助成、年金、貯蓄、ライフイベントなどを棚卸ししてキャッシュフロー表に落とし込みました。
そんときは、楽天ポイント目的でコンサルを頼んだフィナンシャルプランナー(つーか保険代理店)からも「アンタすごい」と太鼓判押されるほど細かく作りましたが、ε=(^へ^)フンッ 今回はそれほど複雑なものにはなりえません。

キャッシュフロー表自体はそれほど複雑な表ではないのでゼロから作ることも可能ですが、ネットで検索すればエクセルのテンプレートファイルがゴロゴロ見つかるのでそれを利用したほうが楽です。
今回は↓のFP協会が用意しているテンプレートを利用しました。

→将来の収支が予想できる 家計のキャッシュフロー表(日本フィナンシャルプランナー協会HP)

年金生活者向け家計のキャッシュフロー表の作り方

まず、上記のページからエクセルファイルをダウンロードし、それを家庭の事情にあわせて改変しながら数字を入れていきます。
  1. 親の名前と年齢を(必要に応じて子供の名前と年齢も)「現在」のセルに入力します。自動計算で20年後まで自動的に年齢が出力されます。
  2. 和暦がないと年寄りには不都合ゆえ、行を挿入して「平成◯年」の表記を追記します。
  3. ライフイベントのところに今後の収支に影響しそうなイベントを記入します。ウチの場合は孫への進学祝いとクルマの買い替えを一応想定しておきました。(↓改変例参照)
  4. FP協会のキャッシュフロー表を若干改変した例
  5. 収入部分は年金に限られるので、それぞれの年間の年金額を入力します。
  6. 一時的な収入の行は、養老保険などの保険金やお祝い金、子供からの仕送り額など必要な内容を年間単位で入力します。以上が収入の部です。
  7. 支出については、FP協会の項目よりももう少し細かくしてみました。光熱費や通信費などについては、電力自由化、光コラボで固定費を抑えるチャンスでもありますので、この機会に見直してみてもよいかと思います。
  8. 車や家については、車検・買い替えや修繕費などちょっとした出費が想定できますので分かる範囲で想定しておきます。
  9. とりあえず最低あと20年は元気でいられる想定で、20年後まで埋めていきます。ほとんどの項目は現在の年のコピペで大丈夫です。
  10. 支出の入力が完了すると年間の収支がわかります。一般的には年金が足りずに年間で赤字になるとおもわれますが、これを貯蓄で補うというのが普通の姿なので、日々の出納口座にあたる「貯蓄残高」の項目とは別に、定期預金などの口座ごとの額がいくらなのか明確にするための行と、これらの現金資産の合計の行を追加します。
  11. 貯蓄残高の項目は自動計算で年間のキャッシュフローが見えるようになります。ここがマイナスになる年は定期預金を取り崩す必要があります。
  12. 現金資産がマイナスになると生活としてはアウトですが、これはあくまで現金のみの資産で株などの有価証券や土地などの資産も含めてざっくり評価すればよいかと思います。
  13. エクセルが使えない方は、FP協会のページにあるPDF版を紙に印刷して使うことができます。
これをやっておくことで、今今の揉め事を鎮火できることはもちろんですが、親の経済状態を知ることでお互いに安心できること、将来の相続の準備や想定ができることなど、簡単にできる割にメリットは非常に大きいかと思います。



↑ギフト専用モールなので母の日・父の日に気の利いたものを選ぶのに便利ですが、贈り物だけでなく感謝の気持ちとしてキャッシュフロー表を作ってあげると親子の絆も深まるかと。
連休も後半、母の日もすぐですが、帰省されてる方にはオススメのネタであります。

➡ 父の日、母の日を前に考える トヨタ感動CM 親子の物語を2篇

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